つれづれなるままに-日暮日記

現世の森羅万象を心に映りゆくままに書きつくる。

2022-01-01から1年間の記事一覧

コンサルタント料とはやはり賄賂なのか

広告会社「電通」の元幹部で、東京五輪組織委員会理事でもあった高橋治之(78)という男が、紳士服の青木で有名なAOKIホールディングスから5100万円の賄賂を受けた容疑で東京地検に逮捕されました。贈収賄事件には贈られる側があれば、贈る側もある。そこで…

岸田氏の言う新しい資本主義って何だ!?

岸田内閣は誕生してあと1カ月ほどで丸一年を迎えます。当初の人気が陰り、最近、支持率が急落しています。安倍元総理の死去による同情票を得て参院選は勝利したものの、安倍氏や自民党議員と統一教会との関係過密が思わぬ形で暴露され、連日メディアで取り上…

コロナはミクロ寄生、ロシアの戦争はマクロ寄生

これは根源的な疑問かどうかは分かりませんが、ロシアの愚かな指導者プーチンは、世界が脅威の感染症コロナウイルスに苦しんでいる、まさにその時になぜ一段の苦しみを世界に与える侵略戦争などを起こしたのか。正直、これも理解できません。恐らく戦争で被…

えっ!?「ウクライナ支援は戦争激化になる」

仲代達矢という役者がいます。戦後の映画界を代表する名優ですが、すでに御年89歳とか。彼は8月12日、役者人生70年の区切りを記念して日本記者クラブで記者会見しました。この中で異なことをおっしゃていたので、敢えて取り上げたいと思います。それは、「ウ…

教育は社会発展の原動力、マララの主張際立つ

江戸時代をバックグラウンドとする時代小説を書いていると、ふっと驚くことがあります。それは、当時の庶民のほとんどが文盲(メディアでは禁止用語ですが、敢えて)で、自分の名前さえ平仮名で書けない人もいること。つまり、文字に頼る記憶がほとんどない…

再び根源的問題提起、軍事侵攻で何の得がある?

再び根源的な問題提起です。そもそもロシアは隣国ウクライナに軍事侵攻して、いったいどういう得があるというのか。19世紀ならまだ分かる。侵略して植民地化すれば、その地の資源その他の利益を獲得することができる。でも、21世紀の今は、物のやり取りは自…

世界で今、自由な国・地域が減りつつある悲しさ

根源的な問題提起です。安倍元首相は昨年暮れ、「台湾有事は日本の有事、日米同盟の有事」と言い、岸田首相もバイデン大統領に「台湾有事の際には米国とともに然るべき役割を果たす」と約束しました。で、改めて台湾に中国軍が侵攻してきたら、日本は無条件…

ウクライナ戦争半年で、戦場日常視する心が怖い

ロシアがウクライナ領内への軍事侵攻を開始したのが2月24日だから、今月24日で丸半年を迎えます。なんだか最近、日本のメディア(日本に限らないのかも知れませんが、、)はこの戦争への関心をなくしたのか、定時のニュース番組の中ではあまりこの戦場の模様…

安倍派の状況は、頼朝亡き後の鎌倉御家人団

今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」は掛け値なしに面白い。三谷幸喜さんの大河作品はこれまで新選組や真田幸村でもありましたが、過去の2本以上に際立っています。それは、源頼朝死去後の権力闘争を題材にしているからでしょうか。三谷氏は権力闘争を描くのが…

統一教会攻撃は現代の魔女狩りではないか

安倍元首相の暗殺で安倍氏を悼むムードが高まるのかと思えば、今、ワイドショーなどで取り上げられるのは統一教会と安倍、自民党との付き合いや国葬の是非の話ばかり。中には、犯人の山上なる男には、いかがわしい邪教に反対するという純粋な犯行動機がある…

「プーチンの裸には負けない」と英カナダの両首相

銃の所持が許されない日本で手製の銃で元首相が殺されてしまうなどという事態をだれが予想したでしょうか。安倍さんは現指導者ではないけれど、大派閥の領袖で影響力は大きい。この事件を見ても分かるように、国家のリーダーはいつも暗殺の危機にさらされて…

日本の安全保障力は通常兵器だけで十分か

自民党副総裁の麻生太郎氏は失言の多い人で有名ですが、先日、ネットを見ていたら、こんな”失言”があるという例が出ていました。「安全保障があるから他人は喧嘩を仕掛けてこない。子供のときにいじめられた子。弱い子供はいじめられる。強いやつはいじめら…

安倍派の継承者は誰になるかが最大の関心事

安倍元首相が凶弾に倒れて間もなく2週間になろうとしています。小生にとって、自民党は好ましい政党だと思っているので、8年以上にわたってそのトップを務めてきた安倍氏に不快感はありません。むしろ、国の安全保障への考え方、外交活動を見るにつけ、素晴…

十年一日のごとき梅雨入り、明け宣言は止めたら

気象庁が発表した関東地方の今年の梅雨明けは6月27日。6月中の宣言とは沖縄地方とほぼ同じくらいにものすごい早かったですが、実際にこの日辺りから40度になんなんとするカンカン照りでしたから、世間は「はあ、そういうもんなんだ」と納得し、「これから9月…

昭恵夫人は夫死去で初めて優しさ感じたよう

「安倍晋三元首相が凶弾に倒れる」という第一報をスマホ上で受けたのは、小生がちょうど滋賀県大津市の三井寺を散策している時でした。最新作の時代小説「新選組最強剣士-永倉新八恋慕剣」でこの寺を題材に使ったので、再検証のための訪問です。すぐに第2報…

いまだに自衛隊明記反対の意味が分からない

参議院選挙も大詰めを迎えてきています。小生は明日から旅行するので、早々に不在者投票を済ませました。どこに投票したかは明らかにしません。でも、このブログを見てらっしゃる方々は分かると思いますが、憲法改正に否定的な政党には入れません。立憲の中…

侵略志向の指導者に安易な妥協は効かない

小生が理事をしている環太平洋アジア交流協会は最近、現在英国王立防衛保障研究所(RUSI)の日本代表で元NHK解説委員である秋元千明氏を招き、講演会を開きました。彼の話の中心は、ロシアが2020年ごろからすでにウクライナへの全面侵攻を計画しており、それ…

”慰安婦”のおかしさを韓国人も気づき始めた

その昔、米国の黒人奴隷がアフリカ大陸からどのように連行されたかを映像化した「ルーツ」というテレビドラマがありました。それを見ると、アフリカで平和な暮らしをしている黒人の若者が道を歩いているところを白人の奴隷業者によって突然、木の上から網を…

時代小説は人間の温もりを感じさせられるから

たびたび触れているように、小生は時代小説を書いています。第一作は赤穂浪士、第二作は新選組絡みの話です。なぜ、この題材を取り上げたかというと、やはり江戸時代の歴史もので人気があるのは忠臣蔵と幕末です。幕末の中でも幕府に忠誠を尽くした、ある意…

それでも、自民、維新のバンドワゴンは突き進む

参院選は22日に公示されたばかりだというのに、驚くことに、その翌日、朝日新聞はインターネットによる情勢調査という形で、早くも候補者の優劣情勢を紙面で発表しました。それによると、自民、公明の与党で改選過半数の63議席に達し、非改選を含めると、定…

動機が分かりにくい常陸太田の女性殺人事件

男女の出会いはいろいろあるので、一概にネットのSNSで知り合ったから悪いということはないと思います。小生の知り合いの中にも、バーで知り合って意気投合し、その後交際に発展して結婚した例、下世話に言えば、近くで飲んでいてナンパした人とうまくいって…

ゼロコロナには「ゼロ反習近平」の狙いも

「ゼロコロナ対策」って、中国にあってなぜ西側諸国にないのか。専制主義国の独裁者は、コロナ感染者はいわゆる健康な世界に入り込んだ異分子、政治の世界で言えば、政権の意向に逆らう人、反逆者と同等と考えているからでしょう。紅組の中にぽつんと白い鉢…

永倉新八本書いたきっかけは友人の下宿

毎月の中ごろは雑誌、WEBサイト等のアルバイト原稿の締め切りが多く、ブログを書く暇がありません。今回のブログもちょっと遅れ気味になってしまいました。またまた、ウクライナ情勢を書くのも、ロシアへの怒りが募るだけで業腹、うんざり感があるので止めに…

日本も核にも耐えるシェルターが必要では

ウクライナ戦争でロシアの悪魔プーチンは核攻撃までほのめかしました。本来、きちんとした核兵器管理を義務付けられている5大国の一つが自ら”率先して”核兵器を使うことを公言するとは何事か。およそ狂っているとしか思えない。でも、5大国でも狂った奴がリ…

ウクライナ侵攻とゼロコロナ政策の共通性

よくよく考えると、ロシアによるウクライナ侵攻と、中国の上海ロックダウンを含めたゼロコロナ政策というのは何から何まで似ている感じがしてなりません。というのは、どちらも、国家、国民全体としての意思でなく、独裁的、強権的な指導者が独断でやったこ…

国際政治上の良心か、経済合理性かの選択

ロシアのウクライナ侵攻に抗議するため、自民党外交部会など保守系勢力から、「ロシアへのエネルギー依存度を下げるべきだ」「サハリン2からも撤退せよ」という要求が出ています。確かに、ロシアに我が国のエネルギーを左右されるのは業腹な感じがします。た…

同一民族より政治、社会制度の共通性が大事

ロシアがウクライナへ軍事侵攻を始めて、昨日でちょうど3カ月となりました。ロシア軍はこの戦争で、1970年―80年代の対アフガニスタン戦争時を超える3万人近い将兵が死亡しているとのこと。ウクライナ側も市民を含めて相当数の死者を出しています。で、改めて…

大関全員負け越しでは史上最低の場所かも

今日で14日目を迎える大相撲夏場所は、史上最低の場所ではないかと思われます。まだ千秋楽が残っているけど、結局、照ノ富士が最後に12勝3敗で優勝ということで決着する可能性大。なぜ史上最低か言えば、大関3人がいずれも負け越しで終わりそうだからです。…

給付金返還拒否は巧妙な詐欺事件でないのか

山口県阿武町というところで、町役場が住民に払うべきコロナ関連の給付金4630万円を誤って一人の男性住人(24)に送金するミスを犯したとのこと。だが、その男性住人は返金する意思を示さず、しかも行方不明になってしまったというのですから、なんとも奇怪…

「愛国」という言葉のイメージを変える時

その昔、小生が学生だったころ、東京・西銀座の交番近くで日本愛国党の赤尾敏という党首(総裁)がほぼ毎日のように街頭演説をしていました。愛国党は社会党委員長の浅沼稲次郎を日比谷公会堂の演説中に刺殺した少年も党員だったこともあって、どうも右翼の…